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THE COFFEESHOP

「豆を売って終わりではない。」
責任を持って届ける、渋谷コーヒーシーンの先駆者


日本有数の大都会であり、カルチャーの発信地である渋谷。渋谷の少しの奥にある閑静なエリア富ヶ谷には、アートや音楽など芸術的な感性が高い人が多い。
この街で10年以上に亘ってコーヒーの商いを続ける「THE COFFEESHOP」。2011年のスペシャルティコーヒー黎明期から東京のスペシャルティコーヒーを支えるコーヒーブランドである。
そんなTHE COFFEESHOPの焙煎士 萩原大智さんに話を伺った。

From Seeds to Beansで終わらせない


THE COFFFEESHOPは、東京でまだスペシャルティコーヒーという言葉が浸透していなかった2011年からコーヒーに関する情報発信を続けている。ブログ、メールマガジン、Youtubeやインスタグラムなど様々な方法で、消費者にコーヒーについて情報を共有している。

「コーヒー豆を売った後にお店側としてできることはかなり限られてきて、お家での抽出はお客様に委ねるしかありません。よくFrom Seed to Cupと表現されますが、コーヒー豆を売るとfrom Seed to Beansで終わってしまう気がしていて、それだったらお客さんがお家で美味しいコーヒーを淹れるところまでフォローしたいと思いました。だから皆さんがお家で美味しいコーヒーを飲めるよう、責任を持って情報発信をしています。」と萩原は語る。

また、THE COFFEESHOPは2011年当時から、まだ珍しかったコーヒー豆の定期便のサブスクリプションサービスを続けている。

「中には12年前からずっと継続してサービスを利用して私達のコーヒーを飲んでくださいっている方もいらっしゃいます。自分たちのコーヒーが日常の一部になっていると思うととても嬉しく思います。」

焙煎士 萩原のキャリア


焙煎士の萩原は、2016年にTHE COFFEESHOPに入社した。

「大学卒業後はコックの道を目指していましたが、通っていた明治大学近くの御茶ノ水には古い喫茶店が沢山あって、よくそこで授業をサボってコーヒーを飲んでいました。」

その時にふと喫茶店をやりたいと思い、新卒でカフェチェーンPRONTへ就職したのがキャリアのスタートだ。

入社後4年が経った時、ハンドドリップでコーヒーを提供する新業態の立ち上げのマネージャーに抜擢さた。今までコーヒー自体へのこだわりは強くなかったが、仕事がきっかけでハンドドリップに興味をもち、様々なコーヒーを飲むようになった。その中でスペシャルティコーヒーに出会い、萩原を次のステージに導いた。

「スペシャルティコーヒーを扱うお店で働きたくなって、ネット情報も少ない当時、ブルータス片手に東京中のコーヒーショップに片っ端から連絡をしてまわりました。」

2016年にPRONTを退職し、現在のTHE COFFEESHOPへ入社した。管理職の店舗マネージャーとしての経歴もマッチして入社したが、当時はスペシャルティコーヒーのことは何も知らず、焙煎も抽出も新しい仕事と同時並行で学んでいった。

「当時は今ほど情報が多くなかったので、とにかく自発的にコーヒーを勉強しました。外部のセミナーに出席したり、毎晩終電まで焙煎の練習したり、とにかくがむしゃらな毎日でした。」

今のTHE COFFEESHOPと、渋谷のコーヒーカルチャーを支える焙煎士 萩原の技術は、この時に培われた。

持続可能なコーヒー業界を目指して、コーヒーを売りまくる。


「今年コーヒー生産地へ行く機会があり、そこでまだまだ日本のコーヒー市場が成熟していないと感じました。もっと国内のコーヒー市場が広がり、コーヒーを飲む人が増えないとコーヒー業界の経済が回らなくなると感じました。良いものを提供し続けるためには、良いものを持続的に生産してもらう必要があり、そのために沢山コーヒーを売り続けることが重要だと思います。だからこそ、コーヒー業界全体が大きくなるように、コーヒーを売りまくりたいと思っています。結局それが、生産者のためにもお客さんのためにも、そして自分のためにもなると思っています。」

多様性を楽しんでほしい


コーヒーは多様性が魅力。様々なスタイルのコーヒーがあって良いと荻原は考える。

「生産国、焙煎、抽出、そしてお店。様々な変数の中でコーヒーを楽しんでほしいです。どこかのお店でスペシャルティコーヒーを知った人がTHE COFFEESHOPに来てほしいし、THE COFFEESHOPでコーヒーを飲んだ人にも様々なお店でコーヒーを楽しんでほしいと思っています。」

焙煎技術世界一への挑戦とTHE COFFEESHOPの今後


「何事にも挑戦することを継続していきます。私自身はローストの競技会で世界1位を目指していますし、お店では10年目にして初めてエスプレッソマシンを導入しました。もし渋谷 富ヶ谷に来る機会があれば、お店にも寄っていただきたいですし、コーヒー豆も試してみていただけると嬉しいです。」

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