FILTER SUPPLY
コーヒーだけに集中する空間を。
挑戦者としての歩みを止めない福岡の専門店
高砂は古くからの市街地で、雰囲気のある街並みが残るエリア。
福岡市の中でもコーヒー屋が多いことで有名なこの街の中でも、群を抜いてコーヒーに特化した特別な空間、FILTER SUPPLYがある。今回はFILTER SUPPLY代表の柴田さんに話を伺った。
”時間”の概念を大切にする
FILTER SUPPLYは福岡では珍しく、ブラックコーヒーのみを専門に取り扱うブランド。店内は“茶室”をイメージした空間で、和と洋の融合を表現した凛とした空間である。
「コーヒーは浅煎りから深煎りまで常時5~7種類ご用意しています。豆のご購入の際でもカップでのご提供の際でも、お客様のお好みをお伺いし、可能な限りそれに合うようお勧めしています。
香り、音、味わい、空間、繋がり、そしてゆっくりと流れる時間をFILTER SUPPLYで感じて頂けると嬉しいです。」
そう語るのは、代表の柴田。
「時間は誰にとっても平等で、不可逆なもの。その時間を、FILTER SUPPLYが少しでも幸せにする一助になれれば幸いです。」
もっと深く、もっと面白さを
柴田は山口県宇部市出身。
大学進学を機に福岡へ。在学中はバックパックを背負い、北米と南米を旅して回った。
卒業後、スターバックスへ入社したのがコーヒーの世界に魅了されたきっかけである。
「コーヒーの面白さ、奥深さを知りコーヒーの世界へ」
2017年自家焙煎のコーヒーと自家製のスイーツがメインのGood up Coffeeをオープンさせる。柴田にとっての最初のお店だった。
「1店舗目のGood up Coffeeは、この街のハブのような場所にしたいと思い、気軽に入れるお店作りを心がけました。そのスタイルが多くの方々に共感いただき、今もおかげさまで若い年代のお客様を中心に親しんでいただけています。」
Good up Coffeeを軌道に乗せた柴田だったが、すぐさま次の挑戦に向けて動き出していた。
「自分が魅了されたコーヒーについて、もっと深く、もっと面白さを伝えたい。」
次に柴田が描いた構想は、福岡の街でブラックコーヒーに特化したブランドを立ち上げることだった。
「ブラックコーヒーのみに特化したニッチなブランドとなることに多少の不安はありました。ただ、開業前にFILTER SUPPLYとして
何を大事にし、何をやらないのかをよく考えました。そうしてコーヒーだけに集中するという方向性を定め、今に至ります。」
コーヒーと、そしてそこから生まれる時間や空間までもがFILTER SUPPLYのプロダクトであると柴田は言う。
「”時間”をより良いものにする一助ができればこれほど素晴らしいことはないです。私たちが実際にご提供出来るのはたった1杯のコーヒーかも知れませんが、その1杯は、リラックス出来る時間や、やる気を入れるための時間、安らぎを共有する時間に繋がると思います。誰かにとってプラスになる時間を提供できるように日々努めています。」
挑戦者としての歩みを止めない
最後にFILTER SUPPLYの今後について伺った。
「今後の目標は、日本のみならず海外の方にもFILTER SUPPLYを知って頂きたいと思っています。全国のコーヒーフェスティバルへの参加や、様々なロースターとのコラボ企画、インドネシアのスマトラ島北部に位置するアチェ州の農園からの直接買い付けなど、アクティブにお店を発信していきます。さらに、コーヒーに関する大会に出場しコーヒーと向き合い、店舗展開も国内外問わず考えています。これまで以上に努力し、挑戦者としての歩みを止めないことです。」
飽くなき向上心、創業者 柴田の熱い想いが詰まったFILTER SUPPLYのコーヒーをぜひ試してみてはいかがだろう。
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