ARCHIVE COFFEE ROASTERS
広島という街に愛される、
自分が行きたいコーヒー屋を作りたかった
世界遺産原爆ドームに近いエリアで、新しい広島の顔として近年注目されるエリア、本川町。2022年10月にARCHIVE COFFEE ROASTERSは誕生した。コーヒー業界だけでなく、地元の人達から愛される通称「ヤンケ」こと、創業者 山本さんに話を伺った。
カッコよさから初めたコーヒー
学生時代から飲食業界で働いていた山本は、ラテアートに出会い心を打たれた。
「ラテアートできるようになって、モテたいと思いました。素直にかっこいいと思い、コーヒー業界に入りました。」
そう語る山本は、広島県の宮島にある有名店 伊都岐屋コーヒーに入社する。次第に焙煎にも興味を持ち始め、広島市内に拠点を構えるコレクタス株式会社に入社。焙煎業務を経験し、いつか自分でもお店を持とうと決意した。
「会社に属していると会社の方針があって、自分のやりたいことができなくなったりすることがあると思います。そこの対して、自分のやりたいことができないと不満を言うだけだと、ちょっとカッコ悪いなと思い、だからこそ自分の店を開けようと思いました。」
人としてのカッコよさを追求する山本らしい考えのもと、2022年ついに念願のARCHIVE COFFEE ROASTERSをオープンさせた。山本の魅力は何と言ってもその人柄である。
広島の街を歩けば、至るところから声がかかる。人との繋がりを昔から大切にしてきた山本。お店がオープンした時は、店先一杯が埋まるくらいの花束が届き、お世話になった方々に改めて感謝したという。
自分が毎日行きたいコーヒー屋を作りたかった
「自分が近くに住んでたら、こういうお店があったら良いなと思う空間をつくりました。 」
気軽に入りやすく、大きな窓が開放的で、川沿いで立地もよく、色々な方が気軽に入れるお店だと語る店内は、ラインナップも豊富。
「綺麗で甘いコーヒーが好きで、飲んだ後も甘く終わる、誰が飲んでも、飲みやすい味を出せるようにこだわっています。スペシャルティコーヒーは浅煎りで焙煎することがおいいですが、まだまだ浅煎りが苦手な方も多く、そういったお客様が来られた際にも、コーヒーを楽しんでもらえるように焙煎をしています。」
実際、広島では深煎りを注文する方も多かったが、常連になるに連れて浅煎りを好んでくださる方も増えてきたと山本は話す。
1年走り切ること
ARCHIVE COFFEE ROASTERSは、23年10月で1周年を迎える。開業時から、初年度は店舗運営に集中すると決めていた山本は、イベント出展やオンラインでのコーヒー販売を控えていた。
「とにかく最初は店舗に集中する。」
人との繋がりが広い山本は様々な方面から声が掛かるものの、1年目は店舗に来て頂いたお客様に集中することをブラさない。今回漸く、ARCHIVE COFFEE ROASTERSのクラフトマンシップをアジア中に届けるタイミングがやってきたのだ。
スペシャルティコーヒーを楽しむきっかけ、入口に。
「コンビニコーヒーや全自動のエスプレッソマシンの普及もあり、時間や場所を問わず手軽にコーヒーを飲めるようになっています。実は多くのロースターがこだわりをもって日々コーヒーと向き合っていて、世間的にもコーヒーを興味持たれている方が多いタイミングだと思うので、私達もその1つの小さい入り口かもしれないですが、少しでも多くのお客様がスペシャルティコーヒーに興味を持って、コーヒーとコーヒーを飲む時間を楽しんでもらいたいと思っています。」
「まだARCHIVE COFFEE ROASTERSは1年も経っていない新しいブランドですが、何年後かにはお店をもっと大きくして、日本を代表するようなコーヒーショップになれるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。」
商品一覧
おすすめのロースター
注目のロースター