Kurasu Kyoto
京都発 日本が誇るグローバルブランド「Kurasu」の歩みとこれから
日本が世界に誇る街、京都。
古くから残る独特の雰囲気も、多くの観光客で賑わうインターナショナルな雰囲気も、京都という街を彩る欠かせない要素。
この街でもっとも“グローバル”という言葉がふさわしい、日本が世界に誇るコーヒーブランド「Kurasu Kyoto」。
彼らのクラフトマンシップについて、代表 大槻さんから話を伺った。※文中敬称略。
海外生活で見つけたチャンス
京都を起点に、タイ、シンガポール、インドネシア、香港とアジア各国にブランドを広げる日本を代表する人気ロースター「Kurasu」。日本の物作りの文化や、和のテイストとコーヒーを掛け合わせた独自の世界観を感じさせるブランドだが、意外にも祖業は異国 オーストラリアで始めたコーヒー器具の販売であった。
代表の大槻は京都で生まれ、幼少期をニューヨークで過ごした。その後カナダの大学を卒業し、東京で外資系証券会社に入社。証券会社を退職した後、オーストラリアへ渡った。
「当時住んでいたシドニーで、自分自身で何か起業したいと思っていた。チャンスを伺っていました。」
オンラインからオフラインへ。8.5坪に込めた期待。
「当時のオーストラリアのコーヒーショップでは、日本のコーヒー器具を目にすることが多かったんです。」
コーヒーカルチャーの中心地 オーストラリアにおいて日本のコーヒー器具が人気を集めていたことを目の当たりにした大槻。
海外生活が長かった大槻ならではの、日本のコンテンツを発信したいという想い、また自分自身がコーヒー好きであったこと、そして大槻を取り巻くオーストラリア独特のコーヒーカルチャーが交差し、日本のコーヒー器具をオーストラリアで販売する“Kurasu”をスタートすることを決心した。
Kurasu のスタートは自作のECサイトであったが、2016年には故郷である京都の街に、8.5坪のオフライン店舗Kurasu Kyotoをオープン。以降、Kurasuの品質や世界観が人々を魅了し、日本を代表する人気ロースターへと成長した。
日本発、アジアのカルチャーを牽引するKurasuの品質
Kurasuブランドが手がける焙煎は、クリーンカップであることに加え、液体が冷めていくにつれて印象が良くなっていくことを大切にしていると語る大槻。
信頼関係のある各インポーターから生豆の仕入を行なっており、多くの種類の豆を少しずつ 仕入れるのではなく、Kurasuとして提供したいロットを厳選した上で、そのロットを出来るだけ多く仕入れ、海外含めた全店舗で常に高いクオリティを維持することを可能にしている。
多様性の中で育まれる、日本のブランド
「京都は、老舗の喫茶店から新参のスペシャルティコーヒーロースターまでそれぞれの店に特性があり、浅煎りから深煎りまで様々なコーヒーカルチャーが根付く街です。また近年は、インバウン ドの影響もあり、特にアメリカやオーストラリア、アジアからコーヒー好きの方々が多く来店して います。活気があり、今後も活性化していく街だと感じています。自転車で気軽にコーヒー 巡りが楽しめるので、是非色々な方に京都のコーヒーシーンを体験していただきたいです。」
Kurasu はインバウンド対応のみならず、アウトバウンドにも力を入れている。
「常に何か新しいことにチャレンジしています。 シンガポール、バンコク、ジャカルタ、香港、そして中国へと、海外店舗の展開を進めています。 また国際的なつながりから、海外のコーヒー器具を日本に輸入し紹介する「Kigu」 というブランドも立ち上げました。 生豆の仕入れについても、日本に流通していないコーヒーを直接仕入れるようになりました。 またコーヒーをより多くの人々に浸透させるための新業態の店舗展開の準備も進めています。 」
常に新たなコーヒーシーンの創造に挑戦をし続ける大槻だからこそ、その姿勢やブランドに共感する仲間が国籍問わず集まる。人々に愛されるグローバルブランド Kurasuをリードし続ける大槻に、今後の目標を聞いた。
「私たちは、1杯のコーヒーだけで なく、コーヒー器具やコーヒーカルチャーの担い手としての役割も果たしています。 私たちが選ぶコーヒー、焙煎プロファイル、抽出方法、これら全ては多種多様な知見と人材によって担われるものです。 是非、一度私たちのコーヒーを味わってみてください。京都の店舗はもちろん、海外の店舗でもお待ちしています。 」
京都から世界へ。
日本のコーヒーカルチャーをリアルに届けるKurasu のコーヒーを是非手にとってみてはいかがでしょうか。
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