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コヤナギコーヒーニッポン

あの衝撃体験をニッポンで。
ニュージーランドチャンピオンが手掛ける焙煎所


埼玉県東松山市。東京から1時間ほど離れた緑の多いこの街で、自然の息吹を感じながら日々焙煎をしているコヤナギコーヒーニッポン代表の小柳さん。ニュージーランドにコーヒーキャリアのルーツを持つ小柳さんに話を伺った。

価値観がひっくり返った瞬間。あの衝撃を僕のお客さんには追体験してほしい。


2020年に創業し、現在埼玉県東松山で焙煎所、東京池袋に出張所を構えるコヤナギコーヒーニッポン。
そのルーツはニュージーランドにあった。

創業者の小柳は埼玉県東松山市に生まれた。
大学卒業後は一般企業に就職し、サラリーマンとしてIT関係の職に就いたが、30歳を迎える直前で小柳は人生を考え直していた。

「自分がやりたいことは何だろうか。自分には何が向いているのだろうか。」

しばらく考えた末、ニュージーランド行きを決めた。

「2012 年にニュージーランドに渡航した時、僕はまだスペシャルティコーヒーを知りませんでし た。オークランド市内のあるロースタリーカフェで毎週行われていたスペシャルティコー ヒーの試飲会に参加したときに飲んだエチオピアの Yirgacheffe washed に衝撃を受け、とても興奮したことを覚えています。 今まで飲んできたコーヒーは何だったのか、コーヒーに対する価値観がひっくり返った瞬間でした。」

ニュージーランドでチャンピオンに輝く


2012 年にニュージーランドに渡航し、2020 年までの8年間、 バリスタ、コーヒートレーナー、ロースター、アカウントマネージャーなどに携わり、幅広い知識と経験を得た小柳。 彼の下でコーヒーを学んだ日本人も数多く、当時の門下生からは今もなお慕われている。また、2016 年、 New Zealand Cup Tasters Championship で優勝、世界大会では 9 位に輝いた。 

「僕のコーヒーのベースはニュージーランドのスペシャルティコーヒーにあります。僕が焙煎したコーヒーから、ニュージーランドの風を感じていただけたら嬉しいです。 」

あの時の感動を追体験して欲しい。


小柳がニュージーランドで出会った“スペシャルティコーヒー”

その時の衝撃体験を、日本でも色々な人に追体験して欲しいと考えた小柳は、自身の焙煎所をオープンすることを決めた。 

「両親が使っていた仕事場を改装し、焙煎所を営んでいます。一見するとコーヒー屋とは分からないたたずまいに加え、看板も出していないので、初見の方がコヤナギコーヒ ーニッポンを見つけるのはとても苦労しますが、見つけた先では、コーヒーの価値観を変え てしまうような、宝石のようなコーヒーがたくさん待っています。」

現在は池袋の Kimi Natural 73+ Café にコヤナギコーヒーニッポン池袋出張所として週 2 日常駐している。
目標は“コヤナギコーヒーニッポン“というロゴを見れば、 そこではおいしいコーヒーが飲めるというイメージを創ることだと小柳は語る。

「浅煎りと深煎りが共存する日本のコーヒー市場で、僕はそのどちらでもない「中浅煎り」と いう焙煎度合いで勝負しています。僕ができることは、自分自身がおいしいと思ったもの、 納得できるものを妥協なく提供し続けることです。僕が焼くコーヒーがないと困る、という人が増えてもらえるように、自分自身も努力を続けたいと思っています。 」

そんなユニークなキャリア、スキル、キャラクターを持つ、ニュージーランド仕込みの小柳のコーヒーを是非ご自宅で試してみてはいかがだろうか。

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