IRON COFFEE
日常の一コマに価値のある一杯を。
東京世田谷区、豪徳寺。
古くからある商店街の一角にひっそりと焙煎場を構える三坪のコーヒースタンド。
地域に根付いたスペシャルティコーヒーロースターとして、お客様はコーヒーギークだけでなく、地元の人々にも愛されている。焙煎機はギーセンを使い、甘さがしっかり感じる価値のあるデイリーコーヒーを探究している磯野さんに話を伺った。※文中敬称略
自分自身の店を持ちたい。
コーヒーをはじめたきっかけのブルータス。
ロースターになる前は全く別の仕事についていた磯野。
いつか自分の店を持ちたい。独立したい。そういった夢を抱いていた磯野がコーヒーをはじめることとなったきっかけは、本屋で見つけたブルータス。
FUGLENや猿田彦、ONIBUSなどを見て有名なロースターに興味を持ち出したのがコーヒーとの出会いだった。
飲食の経験もないため、一から勉強したのち、2016年はれて豪徳寺に自身の夢である店を持つことが叶った。
一歩ずつ着実に。
IRON COFFEEはオープン当初は、Single Oのコーヒー豆を使っていた。
「自分の焼いた豆をお客さんに飲んでほしい」
自家焙煎を検討者の、IRON COFFEEの3坪の店内に焙煎機を置く場所はなかった。
その時、同じ世田谷の経堂で店舗を構えるFINETIME COFFEE ROASTERSの近藤を頼った。
近藤の下には、シェアロースターを目的に沢山の焙煎士たちが集まっており、磯野もその一人になった。
そして、先ずはシェアローストという形で自家焙煎 IRON COFFEEがスタートする。
そこから約3年、雨の日も風の日も自転車でシェアローストに通い焙煎を続けた磯野。
その時すでに磯野の目には、次なる目標である「焙煎所を持つ」に向かって走り出していた。
「一歩ずつ着実に進めています。」
念願叶い2022年、IRON COFFEE ROASTRYを千歳船橋にオープンさせた。
鉄の男
そんな磯野の次なる目標は、地元北海道札幌に店舗を構えること。
「実は当初、焙煎所は北海道に出そうと考えていました。」
地元北海道に、東京で鍛え抜かれたIRON COFFEEの味を広めたいと磯野は語る。
「個人店で北海道と東京に店を出すことは聞いたことないですね。だけどいつかやることは決めています。」
鉄のように硬い意志と熱い想いで着実に進むのがIRON COFFFE流。
そんな創業者の磯野がIRON COFFEEにこめる想いは、そんな自身と同じようにコーヒーに興味を持つきっかけとなるお店。
IRON COFFEEに訪れて、磯野のコーヒーを飲んで、これがきっかけでスペシャルティコーヒーに興味を持ってもらう。そしてもう一つが、何気ない日常の中で、何気なく訪れて、コーヒーを買ってもらえる。
当たり前を大切にし、目の前のお客様にきちんと寄り添う磯野のホスピタリティは、豪徳寺の顔にもなったIRON COFFEEのフィロソフィーそのもの。
コーヒーに対しても、お店を訪れるお客様にも、価値のあるコーヒーを届けたいという磯野の想いがこもった優しいコーヒーをぜひご自宅でお楽しみください。
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