BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK
“Be a good neighbor”(良き隣人たれ)
世田谷に一号店を出したのは2010年。
当時スペシャルティコーヒーという言葉も聞き慣れない中、東京に生まれた新しいコーヒーのカルチャーの火付けとなったのがBE A GOOD NEIGHBORである。
店名にあるKioskという言葉の通り、当時まだ目新しいアメリカのコーヒーカルチャーを取り入れつつ、肩肘張らずに気軽に利用していただけるような、つまり「僕たちが普段使いしたくなるような素敵なカフェを作ろう。」というコンセプトを掲げる歴史のあるコーヒースタンド、BE A GOOD NEIGHBORのゼネラルマネージャーの福田さん、そしてロースターの鈴木さんに話を伺った。
コーヒー文化の転換期
福田が初めてコーヒーに触れたのは、スターバックスのアルバイトがきっかけだった。
まだ日本ではスペシャルティコーヒーが広まっていない当時、新しいエスプレッソマシンが日本に入ってきたり、サードウェーブという言葉が生まれたりと、業界内で何度も起こるブレイクスルーが、福田をスペシャルティコーヒー時に強く惹きつけるきっかけとなった。
そして30歳を迎えた頃、コロナをきっかけに人生を振り返る中、再びコーヒー業界に戻ることを決心する。
A NEW DAY STARTS HERE
千駄ヶ谷店のA型看板に書かれているこのコンセプトは、BE A GOOD NEIGHBORを最もよく表現している。
「うちに立ち寄ってくれて、コーヒーを飲んで、スタッフと喋って、空気を感じて、 その瞬間から、こう、新しい1日が始まる。」
そう語る福田。
お客様、地域、そしてスタッフからも長く愛される、長く続けるブランドの魅力はまさにこの言葉に込められているのだろう。朝学校や仕事に行く途中に訪れる、良いことがあった日やあまりうまくいかなかった日、人生のいろんな場面で人はカフェに行く。だからこそカフェとは人の日常に寄り添うものであると再認識させられる。新しい1日を始める、そんな心を切り替える力をコーヒーは与えてくれるのだ。
信頼できるルートからのみ仕入れる。
焙煎を行う鈴木がコーヒーに対して最も大切にすることは、尖らないことである。シンプルで良い。シンプルな楽しみ方ができるのが、BE A GOOD NEIGHBORのコーヒーの美味しさに繋がっている。
そしてこれはコーヒーの生豆の仕入れも同様である。信頼できる商社からコーヒー生豆を仕入れることにより、最終的にはロースターがお客様に信頼される。お客様と仕入れ先両方に対して信頼関係を築くこと。
シンプルながら、ロースターとしての本質的な部分、これこそがローカルで愛されるBE A GOOD NEIGHBORの本当の姿なのだろう。
また家庭での淹れやすさも鈴木は重視していると語る。数多くのロースターが新しいことに挑戦していく中で、BE A GOOD NEIGHBORは本質的なコーヒーの美味しさを追求している。
特別な一杯ではなく、日常に溶け込む美味しい一杯を目指して、コーヒーがもたらす何気ない日常に寄り添うブランドとして、BE A GOOD NEIGHBORのコーヒーと共に今日もご自宅でほっと一息ついてはいかがでしょうか。
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