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BAGTOWN COFFEE

絶やさない赤き炎。
飽くなき向上心を持つ男


広島市の中心部 本通から1本入った袋町。若者向けのアパレルショップから職人気質な居酒屋まで個人経営の店舗が多く、人もお店も魅力溢れる街。その一角で40年以上続いた写真屋の跡地に店を構えるBAGTOWN COFFEE。20年以上勤めたCGグラフィック業界からの転身という異色の経歴を持つ、広島の焼き焼きおじさんこと山本篤司さんにお話を伺った。


FCオーナーとして始まったコーヒーキャリア


創業者の山本は、広島生まれ。20年以上サラリーマンとしてIT業界で務めたのち、フリーランスになった。

「仕事が取れない。」

独立間もない山本が直面したのは、サラリーマン時代とは異なる厳しい環境だった。ある時、実家に戻った際に母が40年以上通う広島でフランチャイズでコーヒー店を展開するオーナーから、「仕事に困っているならコーヒー屋をやらないか」と提案される。そうして、BAGTOWN COFFEEの前進となるコーヒー屋をFC加盟店としてスタートさせた。

「もっと自分の手で美味しいものを追求したい」コーヒーとお客さんと向き合う中で山本は、次のステップを意識していた。2019年にFC契約を終えた後“BAGTOWN COFFEE”として独立を果たす。

「今もFC時代にお店に来てくださっていた古い常連様もいらっしゃいます。その人たちは私の命の恩人です。」フリーランス時代に仕事がない状況を知っているからこそ、1人のお客様、1杯のコーヒーの”重さ”を理解している。

“美味しい”の追求


そんな山本は、日々の店舗運営ではスタッフにも自分にも言い聞かせていることが、”美味しい"を追求することだ。

「私達は、世界一美味しいコーヒーを作りたいと思っていますし、そこに向けて日々努力しています。ただ、納得いくところまでいかないこともあるので、周りのロースターと情報交換したりしながら、世界一を目指しています。」

常に周りを巻き込んで行動する山本は、美味しいコーヒーを出すための努力を惜しまず、また市内の他のロースターとの焙煎勉強会である通称「焼き焼き会」を実施し、日々コーヒーの美味しさを追求している。

“いい材料を使って、美味しいものを作りたい。それはもう当然の願望です。”


そこそこの材料でも美味しく焙煎して提供することが焙煎士の仕事だと語る山本。

お店ではデイリーラインからトップオブトップまで、多いときは30種類以上のラインナップを取り扱っている。甘くて飲みやすい、苦すぎない、酸っぱくない、美味しい味を浅煎りから深煎りまでそれぞれで意識しており、BAGTOWN COFFEEに来た人全員に美味しいと思ってもらえるような味を追求している。

また山本は、焙煎技術向上のために焙煎の競技会に挑戦している。彼が毎年大会へ挑戦するのは、そこで培ったものを活かしてお客様へより美味しいコーヒーを届けるためである。(RMTC ロースト マスターズ チーム チャレンジにて山本は2021年には全国優勝、2022年は全国3位)

「浮気しても良いからとにかく、色々なコーヒーを色々な場所で飲んでほしい」

コーヒーが好きな若い人が増えていることはいいことだと山本は語る。

「コーヒー好きなら、絶対に色々なお店の味を飲んでみたいと思うでしょう。だからこそ、色んなコーヒーを飲んでほしいとBAGTOWN COFFEEでコーヒー好きになって、他のお店にもコーヒー飲みに行くようになって、だけど最後はまたBAGTOWN COFFEEで最後は山本のコーヒーが結局一番だと言ってもらえるように、良いものを出し続けようと思っています。」

広島で愛されるBAGTOWN COFFEEのコーヒー。向上心を忘れない、クラフトマンシップあふれる山本さんのコーヒーを是非お楽しみください。

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