ニカラグア
Season Blend 寒露(kanro)
ASLAN COFFEE FACTORY
¥ 1980(100g, 税込)
¥297/1杯当たり(15g)
シティロースト
[Beans Information]
Origin ① : ニカラグア / Nicaragua-40%
Origin ② : インドネシア / Indonesia-30%
Origin ③ : ブラジル / Brazil-30%
Blending : プレミックス / Pre-Mixed
RoastLevel : シティロースト(中深煎り)/ city Roast
【カップコメント/Cup Comment】
Aroma : 甘栗(Roast-Chesnuts)
Acidity : 焼き林檎(Roast-Apple), 乾燥オレンジ(Dryorange)
Sweetness : スウィートポテト(Sweetpotato)
Body : MediumBody(ミディアムボディ)
Aftertaste : ミディアムアフター(LongAfter)
詳細情報
| フレーバー |
Aroma : 甘栗(Roast-Chesnuts) Acidity : 焼き林檎(Roast-Apple) 乾燥オレンジ(Dryorange) Sweetness : スウィートポテト(Sweetpotato) Body : MediumBody(ミディアムボディ) Aftertaste : ミディアムアフター(LongAfter) |
| 品種 | - |
| 精製方法 | Washed(ウォッシュド) |
| 生産国 | ニカラグア, インドネシア, ブラジル |
| 地域 | - |
| 農園 | - |
| 標高 | - |
【商品情報】
title: 栗名月
いつものように疲れ果てた帰り道
ほんのりと冬の匂いを纏い始める冷たい寒露の夜風が頬を伝(つた)い、
なぜか今更、蟋蟀(こおろぎ)や鈴虫の鳴き音色に秋の訪れを感じ私はとっさに焦る。「映画・・・」過ぎ去ってしまった歳月に憂いは残るが、気付けばもう10月だ。
行きたかった映画の上映はとっくに終わっていた。「もうすっかり秋か・・・」大学の頃は何よりも優先していたはずの映画ですら
忙殺する日々の重荷につい溜息が零れる。
もう戻ってこないと思えば余計に歳月は名残惜しく、
そんな時に限って夜空に浮かぶ月が、“名月“と呼ぶに相応しいほど立派だった。私はとっさにある思いに固執する。「もしかして・・・中秋の名月って・・・今年まだだった?」そんなはずがないことくらいは理解していながら、
新しい部署に馴染めない毎日に奪われてしまった“私の秋“を
なんだか無性に取り返したくなって私はそう思い込むようにした。「モンブランでも買ってお月見するか」嫉妬にも似たペーソスは
知らない満月のおかげか
逆に開き直ってしまえば、陽気なものでコンビニに向かう足取りは少し軽やかになる。
いつもの帰り道からは10分ほど寄り道になるが、
路地を曲がった先にあるコンビニへ
“私の秋“を探しに行くと思うと何故かさっきまで感じていた疲れも全く気にならない。もはや私の頭の中はモンブランで一杯だ。“モンブランコーヒーはじめました”路地を曲がってすぐのところで突然現れたのぼり旗の文字が目にとまった。
喫茶店だった。
どうやら知らぬ間に近所に出来ていたらしい。
が、喫茶店の外観は普段なら断固嫌う類(たぐい)の胡散臭そうなものだ。それに私はカフェの方が好きだ。「もんぶらんこーひー?」喫茶店に自ら足を運んだことがない私にとって、
見るからに胡散臭い外観は良く分からない“もんぶんらんこーひー“なるもののイメージの歪曲に拍車をかける。
首をかしげて訝し気な表情をしたのも束の間で、
私は怪しいその喫茶店に入ってみることにした。この日の私はモンブランと“冒険“に飢えていた。
寒露(KANRO) Written by ASLAN Coffee Factory ,Hiroshi Yagyu
焙煎したロースター

福岡
ASLAN COFFEE FACTORY
研究者から、”職人(焙煎士)”の道へ。 探究心が導く、コーヒーの深淵。 喫茶店文化が強く根付く街 北九州小倉。この街でスペシャルティコーヒーを掲げ、新たなコーヒーの文化を発信する「ASLAN COFFEE FACTORY」。北九州の地から全国にクラフトマンシップを届ける同社の創業者 柳生さんに話を伺った。
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