トリマ県オルテガ地方の森と山に囲まれた標高2100mの山地に位置する エル・オアシス農園は、有機肥料を80%使用したクリーンな農業システムで、 生態系を尊重する生産者の一人です。 樫の木箱による好気性発酵を行い、 樽由来のバニラなどのニュアンスや、樽付きの微生物による複雑な発酵によっ て、フレッシュながらもコンプレックスなアロマを感じることができる。

ゲイシャ種を象徴とする華やかなフレーバーを感じつつも、最もこのコーヒー の特徴と言えるのは、マウスフィースでしょう。シルクのように滑らかに舌の上 をすり抜け、心地の良い余韻をいつまでも残してくれる、ゲイシャ種は本来マウ スフィールが特徴なコーヒーだったことを思い出させてくれます。まるで綿菓子 の雲の上に寝そべっているかのように、ふわふわとした質感の良さと甘さには、 まさに「エル オアシス」と声が漏れることでしょう。