ケニア
Kenya / Tegu AA
THE COFFEESHOP
¥ 1530(100g, 税込)
¥230/1杯当たり(15g)
シナモンロースト
【フレーバーコメント】
浅煎り。
ブラッドオレンジやチェリー、トロピカルフルーツ、ヨーグルトのような風味。
滑らかな質感で、蜂蜜のような甘さの余韻が長く続きます。
【産地情報】
ケニアのコーヒーといえば、オレンジやチェリー、アップルを思わせるような赤く明るい果実味が特徴。
このケニア/テグ・AAも類に漏れず、そうしたフレーバーを明確に感じることができますが、なんといってもこのロットの一番の特徴は、”Lactic”と表現される乳酸系食品のような酸味。
カッピングでは10分を過ぎたあたりから顕著に現れ始め、まるでフルーツヨーグルトのような味わいに感じました。
Lacticな酸味は甘さを伴った複雑さがあり、ここまで明確に感じ取れるロットはなかなか珍しいもの。
一捻りある、だけど無性に癖になるケニアの浅煎りに仕上がっています。
”テグ”とは現地のキクユ語で”低地”を意味していて、近くを流れるテグ川から由来されています。 テグ・ウォッシングステーションはケニアの中心地二エリ地区、テカング農家協同組合(FCS)運営によって運営されています。
毎年安定したクオリティーの高さから、ケニア国内の平均的な市場価格よりも高い金額をマークしてる上に、売上の85%がチェリーを持ち寄った農家に支払われます。
農協は、全てのコーヒーの追跡記録をもち、クオリティーコントロールも徹底しています。 テグWSには約1200の小規模農家がチェリーを持ち寄っており、彼らの農園の平均的なサイズは0.4ヘクタール。
この地域全体の年間生産量は約330トンです。 チェリーは、各農園で熟度別にハンドピックされたあと、ウォッシングステーションにてパルパー(A3v Disc AaardePulping machine)を使用し、果肉の除去と、グレード分(サイズ分け)を行います。 発酵にはWS名の由来にもなっているテグ川からの新鮮な水を使用。
精製から出る汚水を減らすため、同じ水をリサイクルしてパルピングと発酵を行います。
洗浄後、再度グレード選別を行い、16〜18時間発酵、綺麗な水にソーキングしたあと、21日間ドライベッドで天日干し乾燥を行います。
乾燥工程の間、日中の気温の高い時間帯と夜間は、プラスチックカバーでパーチメントを保護します。
今回のコーヒーは、ノルウェーのインポーター・Nordic Approachから購入させていただいたロットになります。
Nordic Approachは単に品質の高い農園から生豆を買い付けるのではなく、まだ日のあたっていない、ポテンシャルを秘めた産地を見つけ出し、農業指導や環境整備といった段階から共に良質なコーヒーを作り上げる、という取り組みを行っている企業です。
生産者へ高い割合の報酬を担保しつつ、持続的に取引を行う姿勢は、生産地と消費国の関係作りの一つの理想系だと思います。
これまでNordic Approachとは、ノルウェー本国と直接取引を行う必要があったのですが、少し前から日本法人(と言ってもお一人で運営されているそうです)ができ、よりスムーズな取引ができるようになりました。
THE COFFEESHOPでは、ユニークなコーヒーを持続可能な仕組みで取引できるNordic Approachのロットを、これから沢山取り扱いできればと思っています。
詳細情報
フレーバー | Yogurt, Blood Orange, Cherry, Honey, Bright ACD, Tropical, Complex, LAT |
品種 |
SL28,SL34
|
精製方法 |
ウォッシュド(Washed)
|
生産国 |
ケニア(Kenya) |
地域 | ニエリ、カラティナ(Karatina, Nyeri) |
農園 | テグ・ファクトリー(Tegu Factory) |
標高 | 1800m |
焙煎したロースター

東京
THE COFFEESHOP
「豆を売って終わりではない。」 責任を持って届ける、渋谷コーヒーシーンの先駆者 日本有数の大都会であり、カルチャーの発信地である渋谷。渋谷の少しの奥にある閑静なエリア富ヶ谷には、アートや音楽など芸術的な感性が高い人が多い。 この街で10年以上に亘ってコーヒーの商いを続ける「THE COFFEESHOP」。2011年のスペシャルティコーヒー黎明期から東京のスペシャルティコーヒーを支えるコーヒーブランドである。 そんなTHE COFFEESHOPの焙煎士 萩原大智さんに話を伺った。
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